子供の虫歯の注意点

子供の頃虫歯が多くて辛い思いをした親御さんもいるんではないでしょうか?

子供はすぐに虫歯になってしまいます。また歯医者が好きな子供はほとんどいなく一度虫歯になってしまうと治療をすることが困難になります。

ここでは子供の虫歯の特徴と予防法について少し説明していきます。

子供が虫歯がすぐにできて進行してしまう理由は?

子供の歯と大人の歯の大きな違いは歯が強いか弱いかです。大人の歯は石灰化をしっかりすることにより強度が増しますが子供の歯は石灰化があまりされないため虫歯にすぐかかってしまいます。

子供は大人と違い歯磨きがうまくありません。ゴシゴシ頑張って磨いていても歯の表面以外は汚れがたまってしまいます。

おやつの時間などがあると思いますが間食によりお口の中の虫歯の菌が活発になっている時間が多くなります。

子供の虫歯について

どこの部分が虫歯になりやすいの?

虫歯のなりやすさは年齢や歯の生えている状態により変わってきます。

0歳から2歳 上顎の前歯

生まれてからしばらくは哺乳瓶を使用し飲み物を飲むとおもわれます。この哺乳瓶があたる上の前歯が汚れが溜まり虫歯になりやすいです。2歳を過ぎても哺乳瓶を使用している子がたまにいますが口腔内の環境を考えてもできれば哺乳瓶は2歳以降使用しないほうがいいと思います。

2歳から6歳 上下の奥歯の咬合面

2歳を過ぎるとものをだんだんとしっかりと噛むことができます。奥歯の噛み合う面は複雑な形をしていて溝がたくさんあります。この溝に汚れが溜まり虫歯になってしまいます。この子供の歯の噛み合う面は大人の歯より複雑で弱いため特に注意が必要です。

6歳以降 全ての歯の咬合面、隣接面

6歳臼歯を皮切りにここから大人の歯が生えてきます。大人の歯といっても生えたては乳歯のようにまだ完成されていないため虫歯になりやすいです。また、生え変わりが進むと歯並びがぼこぼこして磨きづらくなります。特に歯と歯の間は磨き残しが多くなるため注意が必要です。

痛みがなければ永久歯が生えてくるまで放置していいの?

確かにグラグラでもう生え変わるような歯が虫歯では痛みがなければ抜けるのを待つこともあります。子供は歯医者が嫌いなので無理に治療して更に嫌いになってしまうことを防ぐことも大事です。

しかしまだまだ生え変わらない歯が大きな虫歯になっていれば話は別です。

乳歯の虫歯により生え変わる永久歯が違う方向に出たり、萌出しなかったり、石灰化不全になったり悪影響を及ぼすことが多々あります。乳歯だから大丈夫と決めつけず一度歯科医院で見てもらったほうがいいかと思います。

虫歯治療について

家でできる予防のポイントは?

親の仕上げ磨き

子供がゴシゴシ歯磨きをしていても汚れが取れてないことがほとんどです。子供にまず歯磨きをさせた後しっかり仕上げ磨きをしてあげてください。
仕上げ磨きをすることにより虫歯の予防はもちろんですが口を見せることに抵抗が薄れていくので歯科医院にいってもしっかりと治療を受けることができるようになります。

間食は規則正しく

子供はお菓子が大好きです。お菓子は虫歯になりやすいのは確かにそうかもしれませんがお菓子をあげることが悪いわけではなく不規則にお菓子をダラダラと食べることがよくありません。
常に食事がお口の中にある状態だと虫歯の菌はずっと活発に動くことになり虫歯をできやすくしてしまいます。3時のおやつなど時間を決めてあげるようにしてください。

食後は歯磨きをする癖を作る

食後はもちろんお口の中に汚れがたまっています。この時間が長ければ長いほど虫歯の菌はその汚れを餌とし活発になってしまいます。
食後すぐに歯磨きをすることによりこの虫歯の菌を抑え込むことができますので食後の歯磨きの癖を作るようにしてください。

東松原歯科での予防は何をしてくれるの?

歯科医院ではまず歯磨き指導を徹底的に行います。お口にあった歯ブラシ選びからお子様親御さんどちらもの磨き方をできるまで行なっていきます。

その後専用のブラシなど使いお口の中のクリーニングを行なっていきます。フッ素塗布も行なっていますのでフッ素塗布希望の方は教えてください。

また溝からの虫歯を予防するためにシーラントも行なっています。大人の歯が生え始めたらシーラントをすることもオススメです。

予防歯科について

最後に

小児は普段の生活からお世話や教育が大変でついお口の中まで目がいかないかもしれませんが虫歯などを放置することによりその後の人生が大きく変わってしまうため毎日お口の中もチェックしてあげてください。わからないことなどあればいつでも当院にご相談ください。

小児歯科のご相談について