親知らずのリスクとは

親知らずのリスクについて
親知らずはまっすぐ生えていればそこまで害を及ぼすことはありませんが生え方によっては様々なリスクがあります。抜いてしまえば解決することがほとんどですが親知らずの抜歯に関してもリスクは存在します。
親知らずを放置すると
起こるリスク

上下ともにまっすぐ生えているケース
- しっかり噛み合っていれば問題ない。
- 磨きづらいため虫歯や歯周病にならない
ように予防をしっかり行う。
上下片方だけ生えているケース
- 噛み合う歯がないと反対の歯は伸びてきて
しまうため
頬を噛んだり歯茎を噛んだりして
痛みが出ることがある。 - 伸びてくることにより噛み合わせが変わって
しまい顎や歯が痛くなることがある。
横、斜めに生えているケース
- 横からの力により歯が押されて痛みが
出たり、歯並びが悪くなる可能性がある。 - 磨きづらいため手前の歯との間に汚れが
溜まり、
歯茎の炎症や手前の歯も虫歯にして
しまう可能性がある。
完全に骨に埋まっているケース
- 基本的に出てこなければ抜く必要がないと
いわれているが
矯正などを行う場合は抜く
必要があることもある。
親知らず抜く際のリスク

どちらも抜いた後は痛みや腫れ、発熱が伴うことはよくありますが基本的には抗生物質をしっかり飲み、安静にすることで数日から1週間程度で引いてきます。また服薬中のお薬や全身疾患によっては抜歯自体が禁忌になることもありますので必ずお伝えください。
上顎
- 上顎洞と呼ばれる副鼻腔の中に抜く際に押し込んでしまう可能性がある。
場合によっては上顎洞を穴あけして外から出すこともある。 - 抗生物質などで細菌コントロールをしっかり行わないと副鼻腔炎を起こすこともある。
下顎
- 下顎の骨の中には下歯槽神経と呼ばれる管がありここには神経や血管が含まれています。
そのためここを傷つけてしまうと出血が多くなったり、神経の麻痺が起きたりすることがあります。