口臭予防にまつわるQ&A

Q.口臭を防ぐために、毎日できることは
ありますか?

口臭を防ぐには、以下の5つの習慣を意識することがおすすめです。

  • 歯磨きを丁寧に行う。朝・昼・夜の3回、舌も軽くブラッシングしましょう。
  • 水分をしっかりとる。口の中が乾くと細菌が繁殖しやすくなります。
  • 歯間ケアをする。フロスや歯間ブラシで、歯と歯の間の汚れを落としましょう。
  • 規則正しい食生活を心がける。偏った食事や極端な糖質制限は口臭の原因に。
  • 定期的に歯科検診を受ける。虫歯、歯周病を早めに防げます。

毎日の小さな積み重ねが、清潔でさわやかな息を保つカギになります。

Q.体の不調が原因で口臭が出ることも
あるんですか?

あります。
口臭は「体のサイン」であることも多いです。

  • 胃腸の不調:消化不良や逆流性食道炎が原因の「すっぱい臭い」
  • 糖尿病:甘いようなアセトン臭
  • 肝臓・腎臓の疾患:アンモニアのような臭い
  • 口呼吸やドライマウス:唾液が減って細菌が増加

口臭が長く続く場合は、歯だけでなく体の健康もチェックしましょう。
全身のバランスを整えることが口臭ケアにもつながります。

Q.マスクをつけていると口臭が気になります。原因は?

マスク内は湿度が高く、口呼吸になりやすいため「口の乾燥」が起こります。
その結果、唾液が減り、細菌が繁殖して臭いが強くなることがあります。

対策ポイント
  • 会話中もなるべく鼻呼吸を意識する
  • 水分をこまめにとる
  • マスクを清潔に保つ
    (使い捨てや洗浄をこまめに)
  • ミントやマウスウォッシュで一時的に
    リフレッシュ

マスク生活でも、ちょっとした工夫で快適に過ごせます。

Q.自分の口臭を簡単にチェックする方法はありますか?

家でもできるセルフチェック方法があります。

  • コップ法:コップに息を吹き込み、少し時間をおいて嗅ぐ。
  • 手首法:手首をなめて5秒待ち、乾いた後の臭いを確認。
  • ガーゼ法:ガーゼで舌を拭き取り、その臭いを確認。

どれも簡単に試せる方法ですが、強い臭いが続く場合は歯科医院でのチェックをおすすめします。

Q.ストレスも口臭の原因になるって本当
ですか?

はい、本当です。
ストレスを感じると自律神経が乱れ、唾液の分泌が減ります。唾液には口の中を洗い流す作用があるため、減ると細菌が増えやすくなります。
また、ストレスで胃腸の働きが低下すると、消化不良や胃のガスが原因で口臭が出ることも。
リラックスのために、深呼吸やストレッチ、入浴などを取り入れると効果的です。心のケアも、息を整える第一歩です。

Q.朝起きたときの「寝起きの口臭」はなぜ起こるの?

寝ている間は唾液の分泌が減るため、細菌が増えやすくなります。
そのため朝起きたときに独特の臭いを感じるのです。
対策としては、就寝前の歯磨きと舌ケアを丁寧に行うこと、そして起きたらすぐに水分をとることが効果的。
鼻づまりで口呼吸をしている人は、加湿器を使って口の乾燥を防ぐとより効果があります。

Q.口臭ケアグッズ(マウスウォッシュやガムなど)は効果ありますか?

一時的に臭いを抑える効果はありますが、根本的な解決にはなりません。
マウスウォッシュやガムは「補助的なケア」として使うのが正解です。
選ぶときは、殺菌成分(CPCやIPMPなど)や保湿成分が入っているものをチェックしましょう。香りでごまかすタイプよりも、口内環境を整えるものを選びましょう。
最終的には、毎日のケアと定期的な歯科検診の継続が何より大切です。

口臭は、誰にでも起こりうる身近なサインです。
日々のケアと、体の健康を整える習慣を意識することで、自然と息も心もすっきりと整います。