ブライダルホワイトニング

結婚式は人生の中でも特別な日のひとつであり、その日の思い出は一生ものです。
そのため、式当日の自身の姿や装いにはこだわりたいと思う方も多いのではないでしょうか。
その中でも、特に美しく白い歯で臨むことは、写真映えするだけでなく、自信を持って笑顔を見せることができるため、人気の美容歯科治療の一つとなっています。
そこで今回は、結婚式前におすすめのホワイトニング方法や注意点についてご紹介します。

ホワイトニング

始めるベストな時期

ホワイトニングは即効性があるとはいえ、白さが最大限に引き出されるまでには時間がかかるため、時間的な余裕を持って行うことが必要です。
また、治療後に歯がしみたり、痛みを感じたりすることもあるため、それらの症状が治まるまでの期間を考慮する必要があります。

2~3ヵ月前

結婚式に向けてホワイトニングをするのであれば、結婚式の2〜3ヵ月前から始めることをおすすめします。
ホワイトニングは、歯に負担がかかるため、歯周病や虫歯などが見つかった場合は先に治療してからホワイトニングをすることになります。またホワイトニングの効果には個人差があるため、2~3ヵ月前から始めることで希望の白さを追求することができるからです。
余裕をもって歯の検診を受け、白い歯と輝く笑顔で挙式を楽しみにしましょう。

直前になった場合

もしも、直前になってからホワイトニングを行いたい場合は、オフィスホワイトニングがおすすめです。
個人差はありますが、オフィスホワイトニングは即効性があり、1回の施術で劇的な白さを手に入れることができます。
ただし、その分施術後にしみたり痛みを感じたりすることもあるため、十分にリスクを理解したうえで行う必要があります。

ホワイトニングの種類と治療の流れ

ホワイトニングには、オフィスホワイトニング、ホームホワイトニング、デュアルホワイトニングの3つの種類があります。
それぞれ詳しくご紹介します。

オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングは、歯科医院で行われるホワイトニング方法です。
1回の施術で白い歯を手に入れることができ、即効性があります。
とはいえ、その白さには限界があり、希望する白さによっては何度か施術を受ける必要があります。また1回の施術時間が比較的長く、費用も都度かかるため、来院と施術にかかる時間や予算に余裕がある場合に選ばれます。

オフィスホワイトニング

ホームホワイトニング

ホームホワイトニングは、自宅で行うホワイトニング方法です。
歯科医院で専用のマウスピースを作製し、これにホワイトニング剤を入れて装着します。
自宅でできるため、オフィスホワイトニングに比べて費用は抑えられますが、効果が現れるまでに時間がかかるため、早く効果を得たい場合には不向きです。
また、自分のペースでできますが、継続しなければ効果が得られにくく、正確にマウスピースにホワイトニング剤を入れる必要がありますので、注意が必要です。

ホームホワイトニング

デュアルホワイトニング

デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせた方法です。
オフィスホワイトニングで即効性のある白さを得た後、ホームホワイトニングで継続的な効果を持続することができます。
オフィスホワイトニングと比べると費用は抑えられますが、効果が現れるまでに時間がかかる点はホームホワイトニングと同様です。

結婚式前にホワイトニングを行う注意点

結婚式前にホワイトニングを行うと、とても素敵な笑顔で写真を撮影することができますね。
でも、ホワイトニングを行う前には、いくつか注意点があります。

知覚過敏

歯を白くするために使われるホワイトニング剤は、歯の神経に刺激を与える可能性があります。
この刺激により痛みや違和感を覚え、歯の知覚過敏を引き起こすことがありますので、歯のホワイトニングを行う前に、歯科医師に相談することが必要です。
また、歯科医師による診察を受け、歯の状態を確認することも重要です。

虫歯

虫歯がある場合、ホワイトニングを行うことで、虫歯が悪化する可能性があります。
というのはホワイトニング剤に含まれる過酸化水素には、歯の表面についた汚れや色素を除去する作用があるため、歯の表面を削ることがあります。
よって、虫歯に侵食された歯にホワイトニング剤を使用すると削られた部分がさらに崩れ、虫歯が悪化する可能性が生じます。これを防ぐためにも虫歯がある場合には、ホワイトニングを行う前に治療が必要です。

色素の濃い食べ物を避ける

ホワイトニングを行った後、24時間は色素の濃い食べ物を避けるようにしましょう。
例えば、コーヒー、紅茶、赤ワイン、ソースやカレーなどが該当します。これらを飲食すると、ホワイトニング効果が薄れてしまいます。
また、色素の強い食べ物や飲み物は着色しやすく、再び汚れてしまうこともあるため、注意が必要です。

ホワイトニングができない方

妊娠中・授乳中の方、19歳以下の方、無カタラーゼ症の方は、ホワイトニングを行うことができません。
また、白くできるのは天然歯のみです。治療した歯のセラミックやレジンなどの人工物は色が変わりませんのでご注意ください。
神経のない歯がある方は、その歯だけ効果が薄く感じる場合もあります。その際は神経のない歯にできるホワイトニング方法のウォーキングブリーチをお試しください。
元々知覚過敏の症状が強い方は、ホワイトニングをすることで更に強い痛みを感じる場合があります。ホワイトニングができないわけではありませんが、薬剤の濃度が濃いオフィスホワイトニングは、あまりおすすめできません。
ホームホワイトニングで濃度の低い薬剤から試していただくことがあります。

ホワイトニングの注意点

まとめ

ホワイトニングは、即効性があるものの、白さが最大限に引き出されるまでに時間がかかるため、時間的な余裕を持って行うことが必要です。
ホワイトニングを始めるベストな時期は、結婚式の2~3ヵ月前とされています。
オフィスホワイトニングは即効性があり、個人差はありますが1回の施術で白さを手に入れることができます。
ホームホワイトニングは、自宅でできるため、オフィスホワイトニングに比べて費用は抑えられますが、効果を実感するまでに時間がかかる場合があります。

ホワイトニングをする前に歯科医師に相談し、歯周病や虫歯がある場合は治療を受けることをおすすめします。
また、オフィスホワイトニングを受ける場合は、しみたり痛みを感じたりすることがあるため、リスクを理解した上で行う必要があります。