根管治療の期間

根管治療でよくあるお悩み

根管治療が長く、嫌になってしまい治療途中で歯医者に行かなくなった人も多いのではないでしょうか?
確かに根管治療は時間がかかり、患者様も苦痛を感じてしまうと思います。ではなぜ長くなるかを少し説明していこうと思います。

根管治療の期間が
長いのはなぜ?

根管治療は歯科治療の中でもトップを争うくらい難しい治療

根管治療は最終的に根管充填材という防腐剤みたいなものを密にいれて終わりになるのですが、この最終的なお薬を入れるには根っこの形を整え、中の細菌を無菌化しなければいれられません。

根っこの中を削り、消毒をし、抗菌薬を入れ替えていきます。しかし人により根っこの本数や形態が異なります。またお口の中は細菌だらけのためどうしても期間は長くなってしまいます。ただ早さを求め無菌化できていない状態で最終的なお薬をいれてもほとんどの場合、再び膿がたまり、「再根管治療」といって再度根っこの治療が必要になってしまいます。

根管治療の期間を空けるのなぜ?頻度はどれくらい?

理想としては1週間から2週間
開けた方がよい

根管治療には水酸化カルシウムという抗菌薬を入れて無菌化を目指していきます。この水酸化カルシウムの効果は1週間くらい作用すると言われているため1週間は開けたほうがよいと言われています。

しかし長ければ長い方がよいわけではなくあくまで仮蓋で塞いでいる状態なので仮蓋が外れてしまうと細菌が侵入し振り出しに戻ってしまいます。 そのため理想としては1週間から2週間期間を空けた方がよいと思われます。