ダイレクトボンディング

ダイレクトボンディングとは?

虫歯やすきっ歯、欠けてしまったところをプラスチックの樹脂(コンポジットレジン)で補う治療法になります。型どりをして詰めるわけではなく、その場で歯にプラスチックを盛り付け形を整えるため短期での治療が可能になります。

ダイレクトボンディング
メリット・デメリット

メリット

  • 比較的安価に治療ができる
  • 短期間での治療が可能
  • 歯をほとんど削らない

デメリット

  • 欠けやすく取れやすい
  • セラミックに比べると審美面で劣る
  • プラスチックのため経年的な劣化や着色が目立つ

ダイレクトボンディングは
保険適応?

保険のレジンとダイレクトボンディングは治療は似ていますが工程や材料が異なり保険適応ではありません。

レジンはその場で材料を盛り付けていき形を整えていきますがダイレクトボンディングは理想の形をパテで作りそこに流し込んでいきます。この流し込む材料も保険のレジンよりもはるかに強度が高く、審美的にも優れているものを使用します。

ダイレクトボンディング
費用、相場は?

費用は部位の数により変わります。

1部位11,000円(税込)
2部位以上33,000円(税込)

例えば前歯の先端部位だけであれば1部位、前歯の先端から横までであれば2部位となります。

●都内相場

22,000〜55,000円(自院調べ)

治療費について

ダイレクトボンディング
寿命は?

ダイレクトボンディングは噛み合わせや歯ぎしり、食いしばりがあるかないかで寿命はかなり変わってきます。

ラミネートベニアやクラウンと比較すると寿命は短いです。歯をほとんど削らず接着剤でつけるからです。また着色もするため審美的な寿命も長くありません。平均で4〜6年と言われています。

ダイレクトボンディング
治療流れ

STEP1.資料採得

レントゲン撮影、現在のお口の中の写真、型どり、噛み合わせ、お顔の写真、動画様々な資料を取らせていただき次回までに最終形態を模型上で作成し治療相談していきます。

STEP2.治療説明

前回とった資料を参考に治療計画を説明させていただきます。

STEP3.ダイレクトボンディング

資料を参考に最終形態になるようなパテをあらかじめ作っておきそこにレジンを流し込んで光で固め噛み合わせ、研磨をして終わりになります。

STEP4.術後チェック

見た目など気になることがあればつけた後も修正可能です。また取り外して再度付け直すことも可能です。

ダイレクトボンディングは
後悔しない?

削る量が極めて少なく、やり直しも比較的簡単な治療のため他の治療と比べると後悔は少ないかと思います。
ただ、他の治療よりも満足度も少ない治療ではあるのかなと思います。

ダイレクトボンディングと
ラミネートベニアの違いは?

ラミネートベニアとの1番の違いは材料になります。ラミネートベニアはセラミックですがダイレクトボンディングはレジンになります。そのため比較的安価でできますが着色がついたり、審美的には劣ります。

しかし全く削らずに歯への接着処理だけでできるケースもあるのでまずダイレクトボンディングをやってみるのも一つの手かもしれません。

ラミネートベニアについて