保険の入れ歯と自費の入れ歯の違い
保険の入れ歯と自費の入れ歯の違いは材料、かける手間、製作をお願いする技工所の違いがあります。
保険の入れ歯に関しては手間、時間、材料をかければかけるほど医院は赤字になっていきます。
そのためできることが限られてきます。しかし自費の入れ歯に関してはそこに関する制限がありません。
最後の出来上がりに関しては入れ歯に精通した技工士さんに作っていただきます。
入れ歯を作る技工士さんは年々減っていっているため今後はよりいい技工士さんを探すのが大変になって
いきます。
保険の入れ歯で十分なの？
結論から言えば合ってて噛めているなら十分だと思います。保険の入れ歯が悪いわけではありません。まずは保険の入れ歯を一度使ってみて軽さ、フィット感、噛み合わせなどに違和感を覚えれば自費入れ歯にするのでいいと思います。
ただし、保険の入れ歯は半年に一回しか作れないという保険のルールがあります。半年以内に壊れたり、無くしたりするようなことがあると新しく作ることはすぐにできないのでご注意ください。
入れ歯の種類
大きく別けると総入れ歯と部分入れ歯に分けられます。そこから更にレジン床と金属床に別けられます。レジン床は裏打ちもプラスチックで金属床は裏打ちが金属になっています。
今は裏打ちがシリコンでできた入れ歯も主流になってきました。レジン床と違い金属床の良さは金属ゆえに熱を伝えやすく食事を美味しく食べれることと軽さが違います。シリコン床はフィット感や痛みが少ない入れ歯になります。現状の入れ歯の悩みからどの入れ歯を作るかは相談していきましょう。
入れ歯の費用うまい入れ歯の3大ポイント！
1. 型取り
この型取りにより入れ歯の出来が変わってきます。いかに違和感なくフィットさせるかはここで決まります。
2. 噛み合わせの高さ決め
ここの設定によりよく噛めるかどうかが決まってきます。この高さが狂ってしまうとよく噛むことができず、頬や舌を噛んでしまったりします。
3. 噛み合わせ調整
出来上がった入れ歯で噛み合わせを調整していきます。ここでバランスよく噛みあう点を作ることによりよく噛め痛みの出ない入れ歯が出来上がります。
ポイントとしてはお口の中での調整ではなく、お口の外で咬合器という機械を使用しての調整になり、これがまる歯法人の伝統の調整の仕方になります。
入れ歯とインプラントは
どっちがいいの？
入れ歯とインプラントどちらもメリットがありデメリットがありこれが正解！というのは非常に難しいです。
歯の欠損の数、骨の状態、歯周病や周りの歯の状態、年齢、全身疾患など人により様々違います。
どちらも選択できる状態なのか、入れ歯しかできないのかまずは一度お口の中を見てみないとわかりません。その上で複数計画を立てさせていただきます。
インプラント治療のメリット インプラント治療のデメリット 入れ歯のメリット・デメリット若いのに入れ歯は
やめたほうがいい？
若いから入れ歯をやめたほうがいいわけではありません。審美的、心理的な問題で入れ歯を嫌がられる方が若い方は多いと思いますが外科に対する抵抗や金銭面で入れ歯を選ばれる方もいらっしゃいます。
最近ではノンクラスプデンチャーなど入れ歯とわかりづらい入れ歯もありますのでご気軽にご相談ください。
入れ歯の種類最新の入れ歯について
入れ歯も昔と違い色々な材料が出てきました。
型取りの材料や選べる金属、人工歯など様々な進化が見られていますが現在その中でも何が最新かと言われたら3Dデンチャーではないでしょうか？当院では『リーバ』という3Dデンチャーを扱っています。
型取り後コンピューター上で設計し入れ歯が出来上がってきます。精度はもちろんですが無くしても壊れても同じものが複製できます。詰め物、被せ物、インプラントなども今では3Dの技術が不可欠になってきました。
シリコン入れ歯
メリット・デメリット
シリコン入れ歯とは裏打ちがゴムになっていて従来の硬い製品に比べると骨に当たって痛いなどの不快症状が軽減されたものになります。
メリット
- 痛みが少ない
- フィット感に優れる
- 不快感なく食事を楽しめる
デメリット
- 修理が難しい
- 汚れがつきやすく掃除が難しい
入れ歯安定剤おすすめ
入れ歯安定剤とは入れ歯が外れやすかったり、裏打ちが痛いときに使用する補助材料になります。当院でおすすめの入れ歯安定剤をご紹介
します。
シーボンド
| 安定剤のタイプ | シート |
|---|---|
| 総入れ歯 / 部分入れ歯 |
総入れ歯 |
| 適合する入れ歯 | 金属床・ プラスチック床 |
| 味・臭い | 無味無臭 |
| 色 | 白 |
| 操作難易度 | 難しい |
| 食べかすの付着 | 大 |
| 入れ歯のガタつき | 大きい |
| 外れやすさ | 外れる |
タッチコレクト
| 安定剤のタイプ | シート |
|---|---|
| 総入れ歯 / 部分入れ歯 |
総入れ歯・ 部分入れ歯 |
| 適合する入れ歯 | 金属床・ プラスチック床 |
| 味・臭い | 無味無臭 |
| 色 | 白 |
| 操作難易度 | 難しい |
| 食べかすの付着 | 中 |
| 入れ歯のガタつき | 中程度 |
| 外れやすさ | 外れやすい |
ポリグリップパウダー
| 安定剤のタイプ | パウダー |
|---|---|
| 総入れ歯 / 部分入れ歯 |
総入れ歯 |
| 適合する入れ歯 | 金属床・ プラスチック床 |
| 味・臭い | 無味無臭 |
| 色 | – |
| 操作難易度 | 易しい |
| 食べかすの付着 | 小 |
| 入れ歯のガタつき | 小さい |
| 外れやすさ | 外れない |
ポリデントNEO
| 安定剤のタイプ | クリーム |
|---|---|
| 総入れ歯 / 部分入れ歯 |
総入れ歯・ 部分入れ歯 |
| 適合する入れ歯 | 金属床・ プラスチック床 |
| 味・臭い | 無味無臭 |
| 色 | 白・淡黄色 |
| 操作難易度 | 易しい |
| 食べかすの付着 | 中 |
| 入れ歯のガタつき | 中程度 |
| 外れやすさ | 外れやすい |
新ポリグリップS
| 安定剤のタイプ | クリーム |
|---|---|
| 総入れ歯 / 部分入れ歯 |
総入れ歯・ 部分入れ歯 |
| 適合する入れ歯 | 金属床・ プラスチック床 |
| 味・臭い | ミント味 |
| 色 | ピンク |
| 操作難易度 | 易しい |
| 食べかすの付着 | 中 |
| 入れ歯のガタつき | 中程度 |
| 外れやすさ | 外れやすい |
新ポリグリップV
| 安定剤のタイプ | クリーム |
|---|---|
| 総入れ歯 / 部分入れ歯 |
総入れ歯・ 部分入れ歯 |
| 適合する入れ歯 | 金属床・ プラスチック床 |
| 味・臭い | 無味無臭 |
| 色 | 白・淡黄色 |
| 操作難易度 | 易しい |
| 食べかすの付着 | 中 |
| 入れ歯のガタつき | 中程度 |
| 外れやすさ | 外れやすい |
タフグリップ
| 安定剤のタイプ | クッション |
|---|---|
| 総入れ歯 / 部分入れ歯 |
総入れ歯・ 部分入れ歯 |
| 適合する入れ歯 | プラスチック床 （レジン床） |
| 味・臭い | 薬品味 |
| 色 | 透明・ピンク |
| 操作難易度 | 少し難しい |
| 食べかすの付着 | 大 |
| 入れ歯のガタつき | 大きい |
| 外れやすさ | 外れる |
クッションコレクト
| 安定剤のタイプ | クッション |
|---|---|
| 総入れ歯 / 部分入れ歯 |
総入れ歯・ 部分入れ歯 |
| 適合する入れ歯 | プラスチック床 （レジン床） |
| 味・臭い | 薬品味 |
| 色 | ピンク |
| 操作難易度 | 少し難しい |
| 食べかすの付着 | 大 |
| 入れ歯のガタつき | 大きい |
| 外れやすさ | 外れる |
入れ歯洗浄剤おすすめ
入れ歯は清潔に保たないと細菌が繁殖し口腔内環境を悪化させてしまいます。
そのため毎日のメインテナンスがとても重要になってきます。当院でのおすすめの洗浄剤を紹介します。
入れ歯は医療費控除になるの？
保険の入れ歯も自費の入れ歯も医療費控除の対象になります。
機能回復目的である歯科治療は基本的に入れ歯以外も医療費控除の対象になりますので領収書の保管はしっかりと行い確定申告してください。
医療費控除について
